こんにちは、じゅりです。
アルトサックスは違う指使いでも同じ音を出すことができます。
いつもと違う指のことを変え指と言います。
この音を出すときは主にこの指使い!というメインで使うことを推奨されている指使いが、それとは異なるキーの抑え方でも同じ音を出すことができます。曲(音符)の流れやによって使い分けをするととっても便利になるこの変え指。
今回はシ♭(シのフラット。つまりラ♯)の変え指の方法と、その使う場面を教えてもらいました。
4コマ
使い分ける意味が最初はわからなかったんですよ。
でもやっていくとコレが使えないとめちゃくちゃ不便なときがやってきます。
確実に、本当に。なぜかシ♭てよく使うんだよな~。
シ♭が出てくると焦って指がこんがらがります・・・
基本的には人差し指1本のBisキーを使って、ラとシ♭がつながる時にTAを使ってください
最初は分かりにくいので楽譜に印をつけておきましょう、ラとつながりがある部分にTAと書いておきますね (・・・カキカキ)
(書いてもらったら音符以外にも見るものが増えてもっと焦ってきた・・・!)
シ♭の指使い2パターンのおさらい
さて、シ♭の指使いのパターンですが、
①シ + シの下にある小さなBisキー を左手の人差し指で一緒に押す
②左手はラのキー + 右手はサイドキー(四角いキー)の一番下を 右手と左手で同時に押す
らしいです。
②のときの右手は指先ではなく、右手の付け根あたりでTAのキーを押す感じです。
でないと、メイン(丸いキーです。よく使う本命?のキー。)のキーから指が離れすぎてしまいます。
あまり指をキーから離すと次の動作に遅れが生じてしまうので、右手の指先ではなく、付け根あたりのいい感じのところを探してやります。
人によって指の長さ、手のひらの大きさが違いますから押す箇所は人それぞれ少しずつ違ってくると思いますよ。
それにしても、なぜかアルトサックスやっているとシ♭をよく使います。
フラットが付くときは絶対にシ♭から!ていうくらい、よくシに♭がつきます。でも、基本的には人差し指だけでできるので、サックスってよくできているな~と関心しています。
シ♭の運指の使い分けパターン
①のパターンを使うとき
左手の人差し指のみで完了するので、とっても便利!シ♭の基本は①のパターンです。
右手と左手を同時に使ってキーを抑える必要がないので、両手でちょっとタイミングがずれたときに生じてしまう音の混じりが起きることがないんですよね。両手同時をミスして出てしまう音はノイズだからなるべく避けたいらしいです。
②のパターンを使うとき
ラとシ♭がつながるときはこれを使います。また半音階(シのナチュラルとシのフラットも)での上がり下がりにはこれ。
左手はラの指使いで、そこに右手の人差し指を足すことによってシ♭がでる指使いなのので、右手でTAキーを抑えたり、離したりすることで高速にラとシ♭の行き来ができます。
そして、左手は固定なのでラの音は安定して出しやすい!
おー便利かも。こんな高速でやることはしばらくないと思いますけどね。ゆっくりとしたエチュードしかやっていないですから。
・シ♭の変え指は便利!使えるようにしよう
・基本はbisキーの左手人差し指で
・ラとシ♭がつながる時はTAキーを
さいごに
最初は本当にこんがらがります。
初見の楽譜なんて絶対に間違えます。
だって、出すべき音のシ♭を見るだけではなくて、その前後の音とのつながりを見てどの指を使うかを決めるんですよ。
そんな余裕ないですよ・・・、難しすぎる・・・。
そうは言っても、事前に楽譜にTAと印を書いておいても緊張してしまってダメなんですよー。
「もうすぐTAがくる(ドキドキ)・・くる・・・くる・・・きたー!」
ってなって焦ってしまって指はぐちゃぐちゃで、頭はパニックです。
このシ♭の指使いが落ち着いて出来る日は遠そうです!笑
それでは。